エンリンこと遠藤麟一朗
2021.09.18
以前にご紹介しましたその追悼文集「墓一つづつたまはれと言へ」の
遠藤麟一朗の粕谷一希による伝記。李賀の詩句を引いているタイトル。
ちょっと懐かし。最終頁の最終3行に目が止まる。
「麟一朗を溺愛した母ミサオは、彼の死の前年十月になくなっている。それ から四月、母から誘われるように、あるいは母の胎内に戻るかのように彼は死んだ。墓一つづつたまはれと歌った彼の墓はなく、父母たちと一緒の墓である。」
『二十歳にして心朽ちたり』粕谷一希 新潮社 カバー付
1981年 ¥800
(カバーに少スレあるも古書とすれば普通の状態です)
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