吉田健一。絶筆。
2023.03.07
今宵、紐解いてみたい二冊。
『変化』は吉田健一の絶筆評論で、中村光夫の付記によれば、連載先の「ユリイカ」へ途中の原稿を渡しヨーロッパへ旅立ち、残された彼の書斎には28文字のみの原稿であったらしい。つまり吉田健一の頭の中では帰ってくれば28文字さえあれば次へと筆を進められたわけだ。しかし、実際には死を迎えてしまったがために永遠に完成することはないのだが…。
あと一冊は長谷川郁夫による吉田健一の評伝もの。
『変化』 吉田健一 青土社 初版 函帯付 駒井哲郎装
1977年 ¥3,500
『吉田健一』長谷川郁夫 新潮社 初版 カバー帯付
献呈署名入 2014年 ¥3,500
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